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論文

キッカー電磁石に組込まれたフェライトのin situでの脱ガス処理

神谷 潤一郎; 荻原 徳男; 西川 雅章; 引地 裕輔; 柳橋 亨; 菅沼 和明

Journal of the Vacuum Society of Japan, 55(4), p.156 - 159, 2012/04

真空容器中の大型構造物を脱ガスする際は、大気側に設置した熱源で真空容器を昇温しその輻射や伝導で構造物を昇温することは一般的に行われる手法である。しかしこの手法には膨大な容量の熱源が必要となる。また、容器の熱のびがあるため使用できる環境が制限される。真空容器を加熱することなく内部の構造物だけを昇温する手法こそが、省エネルギーで最も効率が良い手法といえる。そのためには、熱源を真空容器内部に持ち込み、熱源と真空容器の間を断熱し、構造物への輻射の熱流量を真空容器への熱流量よりも大きくすればよい。加速器においても真空容器内の構造物のみを脱ガスしたいという要求は多々ある。われわれは前述の手法をJ-PARC 3GeVシンクロトロンビーム出射用キッカー電磁石プロトタイプの脱ガスに適用した。電磁石のコアであるフェライトは多孔質な材料であり、気孔に水が吸着し続ける。そのためキッカー電磁石の放出ガスの主成分は水である。このフェライトをin situで水が脱離する温度まで昇温することが重要となる。そこで熱源を真空中に持ち込む手法をキッカー電磁石の脱ガスに適用し、検証実験を行ったので報告する。

論文

SUS430製真空容器の放出ガス速度測定

加藤 新一*; 神谷 潤一郎; 山本 風海; 吉本 政弘; 金正 倫計

Journal of the Vacuum Society of Japan, 55(4), p.160 - 163, 2012/04

加速器では粒子を安定に加速するために、ビームに擾乱を与える外部磁場を遮蔽する必要がある。粒子は通常真空容器内に存在するために、この真空容器に磁気遮蔽効果をもたせればよい。そこでわれわれは、磁性材料であるSUS430で真空容器を開発することとした。この材料はこれまで真空の用途で利用された実績がないため、真空性能、特に放出ガス速度を測定した。結果、真空容器として使用できるだけ十分小さい放出ガス速度であることがわかった。

論文

キャピラリー及びスリットからの放出ガスの指向性シミュレーション

荻原 徳男; 神谷 潤一郎

Journal of the Vacuum Society of Japan, 55(4), p.152 - 155, 2012/04

In order to develop the gas sheet target, angular distribution of molecular flux at the exit of narrow tubes and slits was simulated with Monte Carlo method. For the tubes, the greater part of the flux is collimated near the polar angle. However, for the length-diameter ratio $$L$$/$$d$$ ($$L$$: length, $$d$$: diameter) greater than 10, angular distribution is almost independent of the value of $$L$$/$$d$$. Even at the $$L$$/$$d$$ of 100, the fraction of outgoing molecules with the polar angle less than 0.01 rad is limited to be less 0.5%. On the other hand, the emitted molecules from the slit can be shaped into the sheet. To do so, the following 2 conditions are required; $$L$$ $$gg$$ $$b$$ and $$a$$ $$gg$$ $$b$$. Where, the marks $$a$$, $$b$$ and $$L$$ refer to the long and short sides, and the depth of the slit, respectively. With the parameter set of $$L$$ : $$a$$ : $$b$$ = 100 : 50 : 0.1, the fraction of outgoing molecules collimated within the azimuth of 0.01 rad becomes to be 25% of all the molecules.

論文

ビームロス低減のための3GeVシンクロトロンの漏洩磁場遮蔽の概要

神谷 潤一郎; 荻原 徳男; 林 直樹; 發知 英明; 吉本 政弘; 金正 倫計

Journal of the Vacuum Society of Japan, 55(3), p.100 - 103, 2012/03

ビームパワーの大強度化が進む粒子加速器において、ビームロスを低減することは必須である。ビームロスの原因の一つとして、ビームラインの電磁石からの漏洩磁場が、シンクロトロン周回ビームの進行方向を変え、ビームパイプ壁に衝突し消失することがあげられる。ビームに対してそのような漏洩磁場を最も効果的に遮蔽をするということは、最もビームに近い場所でビームの周りを磁性材料で完全に覆うことである。つまりビームパイプやベローズ等のすべての真空容器を磁性材料化することが、完全な磁場遮蔽であるといえる。われわれは、現在漏洩磁場によりビーム軌道に影響がでているJ-PARC 3GeVシンクロトロン出射直線部の真空容器に対し、磁性材料化を適用することとした。しかしながら、磁気性能及び真空性能を併せ持つ真空容器の実績はない。そこで該当場所で必要な磁気性能及び真空性能を満たすための課題を洗い出し、それに対する検証を行うこととした。本発表では、上記漏洩磁場遮蔽の概要及び課題とそれに対する取り組みについて発表する。

口頭

国際核融合材料照射施設(IFMIF)の液体リチウム試験ループ用真空排気系の製作と初期運転

中村 和幸; 井田 瑞穂; 金村 卓治; 近藤 浩夫; 新妻 重人; 平川 康; 古川 智弘; 渡辺 一慶; 若井 栄一

no journal, , 

国際核融合材料照射施設(IFMIF)を開発するため、主要装置の一つである大型の液体リチウム試験ループを大洗研究開発センターに建設した。講演では、高温大量の液体リチウム(300$$^{circ}$$C, 2.5トン)が存在する本ループ内を真空に維持するための真空排気系の製作と初期運転結果について報告する。

口頭

超熱酸素分子線によるCu(110)表面上での酸化物生成の表面温度依存性

橋之口 道宏*; 岡田 美智雄*; 吉越 章隆; 寺岡 有殿

no journal, , 

これまでの研究から、Cu表面酸化反応には面方位依存性があり、(110)面においてはCuやO原子の拡散過程が酸化膜形成に重要な役割を果たすことが示唆された。そこで本研究では、軟X線放射光光電子分光と超熱酸素分子線を用いてCu110表面における酸化物生成の表面温度依存性を調べた。高温ではCuやO原子の拡散が促進されることから、酸素吸着量が増加し、また、超熱酸素分子の並進運動エネルギーに依存して酸素吸着曲線が変化することも見いだされた。

口頭

V(001)表面酸化膜の熱変性過程の光電子分光観察と重水素脱離の同時測定

戸出 真由美; Harries, J.; 寺岡 有殿; 吉越 章隆

no journal, , 

V(001)単結晶上に二通りの方法で人工酸化膜を形成し、重水素イオン注入した試料の昇温脱離ガス分析と、放射光光電子分光分析の同時計測を行うことで、表面酸化膜と重水素分子の脱離温度との関連を調べた。実験はSPring-8の原子力機構専用軟X線ビームライン(BL23SU)に設置した表面反応分析装置(SUREAC2000)を用いて行った。超音速酸素分子線で形成した酸化膜上から重水素化を行った試料は373K-500KでD$$_{2}$$の脱離が観測され、523K以上で熱変性することがわかった。酸素暴露で形成した酸化膜上から重水素化を行った試料は373K-600KでD$$_{2}$$の脱離が観測され、623K以上の温度で熱変性することがわかった。

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